正月の三日の早朝に虎ノ門の事務所に年賀状を取りに行きました。明後日から仕事始めで、考えるとユジンと約束していた初詣も行く暇が無いことに気づきました。予想だもしなかった自然な喜びが身体をおしひたし、真っ先に思い浮かんだのは、ユジンに会いに行こうということでした。さっそくユジンにこれから行くと連絡をとりました。ユジンは私の突然の訪問にたいそう喜んでいました。正月の三が日で道路も空いていました。二時間程で箱根湯本に着きました。お土産に何か買って行こうと思いましたが店もまだ閉まっていましたし、去年のクリスマスにプレゼントをしたので手ぶらで来ました。
「ユジン、明けましておめでとう!」私はドアを開けて言いました。ユジンも「ジュンサン、明けましておめでとうございます!」と言いました。
「ジュンサン、おせちを用意して待っていたのよ。お雑煮も今できるからこたつに入ってて。」と言いキッチンに行きました。既にこたつの上にはおせちが並べられていました。
お雑煮を持ってきてユジンもこたつにはいりました。
「ジュンサンの奥様と比較したらわたしのおせちは貧相だけれど召し上がってください。今日、ジュンサンが来てくれる予感がしたのよ!」
私はユジンの作ったおせちとお雑煮に箸をつけました。
「ユジン、お正月は何をしていたの?」
「テレビをみたり、ジュンサンからお借りした本を読んだりしていました。この本、わたしにぴったりな本で何度も読み返しました。文章も頭の中に記憶するほど読みました!」
「引き寄せの法則の本だね。」
「プラシーボ効果は引き寄せの法則が作動したいい例です。患者がその錠剤に本当の効果があると信じて飲めば、その信じるものを受け取り、病気が治癒されます。でしょ。笑いは喜びを引き寄せ、否定的なものを消し去り、奇跡的な治癒を起こします。病気のことを考えたり、注目したりすると、体内に病気が宿る。もしも、少しぐらい具合が悪い時でも、それ以上悪化させたくなければ、それを話題にしない。病気の人の病気の話に耳を傾けると、彼らの病気のエネルギーを増加させることになる。完璧な健康体に焦点を合わせることは周りで何が起きていようと、誰にでも心の中でできる。老化は全て頭で考えていることだから、そういう思考は意識から追放する。そして、健康と永遠の若さに焦点をあわせましょう。否定的なメッセージに耳を傾けないこと。健康の秘密のところに、わたしと同じ乳癌の人のお話があるでしょ、わたし夢中になって読みました!」
「すごいねユジン!覚えているんだ!」私はユジンの記憶力に感心しました。
「健康の秘密の所だけでなく他の所も頭に入っているのよ。」
「そこまで読み込んでくれて嬉しいよ!また、何か良い本があったら持ってくるね。」
「わたし本を読むの好きだからジュンサンが貸してくれる本ならどんな本でも読みます!」
「ごちそうさま、とっても美味しかったよ!じゃぁ初詣に出かけようか。」
私たちはユジンの車に乗って箱根神社に行くことにしました。
神社は初詣客で賑わっていました。人の多さにユジンも驚いていました。
「わたし、初詣にここに来るのは初めてなんですよ。信心する人が多いのにビックリしました!」
「信じることで、より自由に、幸福になれると思うんだよ。今の苦しみというか、人が前世や来世やそれに類するものを信じるにいたる心の経緯というのは、今の苦しみを何とかしたいと願っているのさ。そして今年も無事に過ごせますようにとお願いに来ているんだろうね。僕らも無事に過ごせるようにお願いしようよ。」
ユジンは千円札を賽銭箱に入れて手を合わせました。
「苦しむよりも、苦しみとは何かと考えて納得できると、苦しみも恐れも消えることが多いものさ。」と私はユジンに言いました。
「わたしが信じるのはジュンサンよ。わたしにとっての信仰はジュンサン一人です!」
私たちはユジンの運転で来た道を通りユジンの家に着きました。
私はユジンの唇にそっとキスをしました。ユジンは私に抱きついてきました。私はユジンの身体を抱きしめまた。
「これが今年の初キッスだ。ユジン、初なんとかもしようよ!」
「初なんとかって、なぁに?」
私はユジンのセーターを脱がせました。そしてユジンのスカートの中に手を入れました。
「ジュンサン、待って、今お布団を敷きますから!」
私はそう言うユジンにかまわずにユジンのスカートを脱がせユジンを全裸にしました。
「今、お布団を出しますから、待ってて!」
布団が敷かれ私たちは抱き合いました。ユジンの陰部に指を入れました。すでにユジンの陰部はぐしょぐしょに濡れていました。私はユジンの陰部に挿入しました。ユジンは外に声がもれるほど声をあげました。私はユジンの首にキスをしてユジンの片方の胸を吸いました。私の陰部はユジンの子宮にあたるほど深く入れました。ユジンは激しく腰を動かしました。私はユジンの中で出しました。
「死ぬかと思いました。最高に幸せです。今年も愛してくださいね!」とユジンは言いました。
部屋には夕日が差し込んできました。
私は東京に車を走らせました。
続く