私はT子が好物だと言っていたラフランスの入った包みを車の中でたしかめたしかめ走るようにT子の待つ場所へと道を急ぎました。T子の喜ぶ顔を見て、私は報いられた喜びにゆったりと落ち着いた気持ちになるのが楽しみでした。「食べ物で一番好きなのは、ラフランスなの。身体にもとっても良いのよ」と少女のように言ったT子の顔を見つめながら、そういう話をどんなに胸おどって聞いたでしょう。T子は既に待ち合わせ場所に立っていました。寒い夜でした。車の中に入り私は「ラフランス買ってきたよ」とその包みを手渡しました。するとT子は「え、ほんと、うれしい!」T子は嬉しそうな声で叫びました。「どこに行くかまかせてくれる?」と言うとT子は「二人っきりになれるところ」と静かに言いました。予想だもしなかった自然な喜びが身体をひたし、真っ先に浮かんだのは、Y子とよく利用している高速道のインターにあるホテル街の一番綺麗なホテルでした。私たちは腕を組んでホテルの中に入り部屋の中で熱いキスを長く長く交わしました。T子は自分から衣服を脱ぐとベットの中に入っていきました。私も服を脱ぎ捨てT子のいるベッドの中に入りました。そこで私たちは肌と肌が重なる中でキスを繰り返しました。T子の吐息が何度も何度も聞こえてきました。私は裸になったT子の体全身を愛撫しました。T子のあえぎ声が部屋中に響いてきました。私はT子の両足を開き熱く濡れたT子の局所にキスをし舐め回しました。甘い味が舌に伝わってきました。T子は我慢できなくなり「早く入れて」と言いました。重なり合った体型でも濡れている局所の中にすんなりと自然と入っていきました。熱いキスをしながら私の体は激しく上下を繰り返しました。T子は部屋の外に漏れるのではないかと思うくらい高い声を何度もあげて叫びました。私はT子の中に入った状態でT子の体を起こし私の上にまたがわせました。T子は激しく腰を上下して動きました。そのまま私も体を起こしT子の中に入ったままの状態でT子のバックへと回りました。T子は四つん這いの体勢で私を受け入れました。T子はさらに大きな声で叫びました。白い花弁がぼそぼそ散りかかってそれが肩の上に融けてしまいそうな美しいよろこびでした。行為の後、私たちはまた長く長く熱いキスをしました。T子は「私ね、結婚して主人とは二度しかセックスしたことないのよ。それが当たり日で二人子供が生まれたの」と言ってきました。そう呟かれると私はT子が可愛そうになると同時に幾分嫉妬心が癒される気がしました。

続く